今回は、バンクーバーで利用されているカーシェアリングサービス「EVO」についての解説記事になります。
自家用車は持っていないけど、短時間の買い物を小旅行をしたいという方は、多いと思います。
そんな時、EVOは最適のカーシェアサービスです。
EVOの登録方法や料金、そして実際私が使ってみたレビューを解説していきます!

EVOとは?

EVOはバンクーバー市内を中心に展開していりるカーシェアリングサービスです。

EVOで利用できる車は基本的にトヨタプリウス、もしくはアクアなので日本人は馴染みやすいのではないでしょうか。
使用感は左ハンドルであることを除けば変わりません。

EVOの厳選おすすめポイント

これからEVOの利用を考えている方に向けて、EVOのおすすめポイント3つ厳選してご紹介します。

これが本当に便利で、EVOが人気である最大の理由だと私は思います。

通常のレンタカーだと、最後は借りた場所に車を返さないといけません。また、予約して借りるため、返却時間も決められており、仮にそれを超えた場合、追加料金が課されたりすることもあります。ですが、EVOは乗り捨てが自由なんです。

例えば、終電がなくなって帰れなくなった際、EVOを使って家の近くまで運転し、その場でEVOの利用を終了なんてこともできます。

EVOの乗り捨ては自由ですが、「Home Zone」と呼ばれるエリアのみに限定されています。下画像の水色のエリアがHome Zoneで、乗り捨てが可能です。
バンクーバー内(ビクトリアも含む)約2300台の車両が使用できます。

 引用: Evo

EVO利用はアプリ1つで車の予約~支払いが全て完結します。

通常車をレンタルする際は事前にネットで予約の手続きをすることがほとんどですが、EVOはそういった手続きが一切ないので気軽に利用することが出来ます。

これも人気の1つで、EVOの料金については時間制で安く利用できます。
詳しい料金システムについては後ほど説明しますが、24時間丸一日使っても$100ほどです。

複数人で利用することになるなら、上記の金額を人数分で割るのでさらに安くなります。

EVOの手続きに必要なもの

Evoに登録するには下記のものが必要なので、事前に準備をしておくと、登録がスムーズに完了できます。

・個人情報(住所、電話番号、メールアドレス)
・カナダ運転できる免許証
・ドライビングレコード
・クレジットカード

Evoの登録にはカナダ用の運転免許証が必要になります。
もし、日本の運転免許証を持っているなら、カナダの免許証に切り替えると登録が便利になります。

また、以下の条件を満たしていない場合、登録が出来ないので注意してください。
・18歳以上である
・運転免許を取得後(日本でもOK)、2年以上経過していること
・過去2年以内に2回以上の交通違反をしていないこと
・6点以上の運転違反、またはカナダの刑法に該当する犯罪歴がないこと
・免許停止期間ではないこと

ICBCから、カナダでのドライビング・レコードを取得する必要があるので、事前に下のリンクから申請をしておきましょう。

こちらをクリック☞Driving Record

EVOの手続き

ドライビングレコードが届いたら、さっそくEvoへの登録をしましょう。

登録は下のリンクから可能です。


Register | Evo Car Share

登録手順は以下の通りです。

①アカウントの設定 
②利用可能な運転免許証のアップロード
③個人情報の入力・顔写真のアップロード
④プロモコードの入力(あれば)
⑤支払い情報(クレジットなど)の入力
⑥Driver’s Recordのアップロード
⑦登録完了

EVOの料金システム

EVOの料金システムは、基本的に時間制になっています。(49セント/分)
詳細については下記画像を参考にして下さい。

 引用: Evo

この画像を見て「あれ?」と思った方もいるかと思いますが、1時間、1日ごとに利用料金が決められており、利用時間によって常に安い方の料金が適用されます。

例えば、
45分間EVOを利用した場合 → $0.49 × 45min = $22.05
通常の計算であれば、こちらの料金になりますが、

1時間(60分)利用した場合の料金が$17.99 (上記料金表を参照)と決められており、45分利用した場合よりも60分利用した場合の方が安くなります。この場合(45分使用した際)は、$17.99が適用されます。

また、
5時間半利用した場合 → $17.99 × 5h + $0.49 × 30min = $104.65
24時間利用した場合の料金が$104.99 (per day rate)となっています。

つまり、5時間以上〜24時間以内も使用料金が同じです!!

利用料金には、ガソリン・保険も含まれているので、追加費用は基本的にはゼロです。

途中でガソリンを入れた場合、手続きを行うことで返金されます!

レシートの写真を撮影し、カスタマーサービスに送信すると後日、契約している口座に振り込みで返金してくれます。

使い方編

予約手順

①車の選択

EVOのアプリを開くと、マップ上に黒い点が複数に置いております
下画像内の黒いピンは全て利用可能な車です。

最も近くにあるものをタップすると車の詳細情報が出てきます。

利用したい車が決まったら、「BOOK NOW」を押します。

この時、選んだ車のガソリン残量や距離が表示されるので、目的地が遠い場所ならガソリン残量が多いものを選択することをお勧めします。

「BOOK NOW」を押すと、予約が確定した瞬間から30分間他の人に取られることはありません。
30分以内に車の元へ行き使用を開始します。

②運転準備

車を予約し、車の近くまで着いたら画面右下の「Unlock and start trip」を押して、早速利用を開始しましょう。

使用前にしっかりと車の外観、傷や凹みの確認を行います。

もし傷や凹みなどが見つかれば、画面下の「ADD NEW DAMAGE」を押して、異常箇所の写真を撮り、記録します。

ここをしっかりしないと自分でやっていない傷や凹みを自分のせいにされてしまう可能性もあります。

小さな傷でも、写真を撮っておきましょう。

確認が終わったら、「I’M DONE」を押して、利用可能となります。

自動的に車のロックが解除されるのでそのまま乗車できます。
また、エンジン始動に鍵は必要ないので、ブレーキを踏んだ状態でエンジンボタンを押せば動きます。

これでEvoを運転する準備は完了です。

一言メモ
一時的に車を離れる場合は、助手席側のボックスに鍵が入っているので、外出する際に鍵を持っていればロックが可能です。


もちろんキープしている時間も料金はかかってしまうのですが、まわりにEVOがあまり止まってないような場所で、確実にまだ乗りたい、返却して他の人に乗って行かれてしまうと困る!という場合に有効です。
アプリからでは「End trip(利用の終了)」しかできないので、これを押してしまうと、再度その車を予約しないといけなくなるので注意が必要です。

返却手順

①返却場所の確認

ホームゾーンまたは特定の指定駐車場へ移動します。

 引用: Evo

①Evoの駐車可能サインを確認して駐車
エリア内で、Evoをアプリ画面上の「END TRIP」(使用終了)可能かを確認して車を駐車します。

②車内に忘れ物がないかを確認
「END TRIP」(使用終了)すると、鍵か自動的にかかるので、車内に忘れ物をしてないか必ず確認しましょう。

③「END TRIP」で利用を終了

※「END TRIP」が可能な場所・ダメな場所
Evoはホームゾーン内であっても、特定のストリートサイン(下記画像)が表示されている場所でなければ、「END TRIP」(運転利用)を終了をできません。

Evoのを終了する時は、ストリートサインの表示を確認し、「END TRIP」をしましょう。

 引用: Evo 「END TRIP」可能な場所

 引用: Evo 「END TRIP」不可能な場所

Q&A

Q:国際免許で運転はできますか?

A:国際免許ではできません。BCの運転免許に切り替える必要があります。

Q:BCの運転免許に切り替える方法は?

A:日本の運転免許証をダウンタウンにある日本領事館に持って行き、翻訳証明書を発行してBCIDに提出することで交換ができます。
(残りのビザが6ヶ月以上残っているのが条件)
(日本に帰った際は再び運転免許センターで手続きが必要なので注意)

Q:車の中に忘れ物をした場合
A:2パターンあります。

   ①返却してすぐに気付いた場合(車が目の前にある)
  アプリからカスタマーサービスに連絡すると遠隔操作で開けてくれる
   ②返却してしばらくしてから気付いた場合(すでに車はない)
  アプリからカスタマーサービスに連絡すると探してくれる。
  (使用者体験談、2回忘れ物をして2回とも戻ってこなかったので返却の際はしっかりと車内を確認してください。結構細かいもの忘れたりします。エアポッズポケットから落ちて気づかなかったり。私は水筒、ドローンを忘れて連絡しましたが、見つからなかったです、、、)

まとめ

カーシェアリングEVOは、留学生やカナダで生活する人々にとって非常に簡単で、便利なサービスです。少し遠出をする時や買い物をするる時などに役に立つのでぜひ使ってみて下さい。

@vancouver_osusume