【ローカルに聞いた!】 “本当に行くべき” イタリア移民が築いた歴史の街 Little Italy とは?
- 更新日July 27, 2025
- 更新時間11:04 pm
- Misaki

バンクーバーに、実はこんな街があるのをご存知ですか?
” Little Italy “「リトルイタリー」と呼ばれるCommercial Drive(コマーシャル・ドライブ)は、100年以上前にイタリアからの移民たちが作り上げた歴史ある街並みです。
当時、第二次世界大戦の影響で、イタリアでは食料やお金が不足し、暮らしていくのが非常に困難な時代でした。
そんな中、現代の95歳以上の世代の親たちが、夢と希望を抱いてこのカナダの地へ渡り、異国での暮らしを築いていきました。
その文化や歴史は今も息づいており、毎年開催されるイタリアン・フェスティバルや街角のジェラート屋さんなど、地元の人々に愛される形で現在まで受け継がれています。
カラフルな建物と古き良きイタリアの香りが漂うこのエリアは、観光地とは一味違う“本物の暮らし”が感じられる街です。
「バンクーバーでこんなイタリアの街並みが楽しめるなんて!」と驚く人も多いはずです。
週末にゆっくり散歩すれば、まるで移民大国であるカナダの歴史を味わえる、まさに隠れた宝石のような街です。
雨でも気分が上がる街!おしゃれなカフェ
LIVIA Forno e Vino


このカフェは、夫婦が経営する家族経営のお店で、イタリア風の朝食とランチ、そしてカフェタイムにもピッタリです!
心がとても安らぎます。
カナダらしいおしゃれなデザインも魅力で、思わず心をつかれました!
写真にある右側のドリンクは、バンクーバーで人気の“London Fog”です。
左は、見た目も可愛いベリーソーダです。
このLondon Fogは私がバンクーバーで飲んできた中で一番と言っていいほど美味しかったです!
ミルクのなめらかさと紅茶の香りが絶妙にマッチしていて、上にちょこんと乗ったお花もふわっと香りのアクセントになっていました。
飲んだ瞬間、ふっと気持ちがゆるんで、優しい気分になれました。
Contiental Coffee

こちらは、大きな窓があって開放感がたっぷり!コーヒーをゆっくり楽しめるカフェです。
パソコン作業をしている人や、地元の人が読書をしたりおしゃべりをしていたりと、一息つきに来たくなるところです。
「海外のカフェに来たんだ」と、心から実感が湧くお店です。
イタリアの街といえば、ジェラート屋さん!
La Dulceria Sweets & Treats

このジェラート屋さんは、Commercial Driveから少し離れた場所にあって、道沿いにポツンと佇むジェラート屋さんです。
お店に入った瞬間、「絶対美味しいやつやん!」と、つい口にしてしまうくらい、本当に美味しいジェラート屋さんです。
季節限定のジェラートに加えて、レギュラーメニューも何度食べてもまた食べたくなるような、濃厚で海外らしさを感じる味わいです。
中でも人気なのが、毎回行くたびに売り切れているアイスクリームサンドイッチです!
実は私もまだ食べられていなくて、行くたびに「今日はあるかな?」と楽しみに通っています。
Elephant Garden Creamery

このお店は、本当に地元の方々が遠方からわざわざ足を運んで食べにくるアイスクリーム屋さんです。
このお店のアイスを口に入れた時は、ほっぺが落ちそうになるほど、上品な甘さで飽きない味です!
私のおすすめは、まさかの抹茶アイスです。理由は、上品な抹茶のアイスにキャラメルのようなビスケットが入っており、その食感とその甘さとほろ苦い抹茶が抜群に相性がいいからです!
Vintage Shop- Mintage


このセカンドストアはかなり広く、ジーンズからブーツ、スカーフやアクセサリーまで、アイテムの種類がとても豊富なお店です!お店のショーケースもヴィンテージ感たっぷりで、外からお店を見るだけでもワクワクします。
中に入ると、まるで昔のクローゼットに飛び込んだようなワクワク感になり、洋服が整然と並んでいるというよりも、レトロでユニークなデザインの服や小物たちが飾られていて、ひとつひとつに物語があるような空間です。
この写真にもあるように、昔使われていたであろうアイロンやカメラ、靴なども棚にびっしりあり、何度行っても新しい発見がある、遊び心あふれる古着屋さんです!
夕日スポット(公園)

特に夏、晴れの日が続くバンクーバーでは、ビーチでのサンセットも最高ですが、公園で見る夕日もまた格別です。
山と山の間から差し込む夕日が、芝生のグラウンドに反射して、人々をやさしく照らします。
オレンジ色の夕日と緑の芝生が溶け合う景色は、まさにバンクーバーならではです。
そんな中で過ごす、ゆったりとしたサンセットタイムは、心まで癒してくれます。
イタリアフェスティバル(Italian Day)

このイベントは、毎年6月に開催されます。開催期間中はこのエリアが歩行者天国になり、会場にはいくつかのDJブースがあります。それぞれ異なるジャンルの音楽で、イベントを盛り上げています!
有名なラテンミュージックをはじめ、カントリーやウェスタンなど、バラエティ豊かな音楽が流れ、どこにいてもノリノリな雰囲気になり、踊っている人もたくさんいて、この陽気な雰囲気が大好きです!
また、イタリア料理の屋台もたくさん並び、ケバブやトルネードポテトなどの人気フードも一緒に楽しめます。
私にとって一番の醍醐味は、ハンドクラフトのアクセサリーや服を作っている人たちが開いていたブースです!
ここでしか出会えない“Only One”のアイテムを見つけられて、普通のお店では味わえない特別な思い出になりました。
Italian Day on The Drive – Vancouver’s Largest Cultural Street Festival in The Heart of Little Italy
まとめ
歩いて回れる距離に、これほどまでに“イタリア”を感じられる街がバンクーバーにあることに、私自身も驚きました。
観光名所とはまた違い、ローカルの中に息づく歴史や文化をじかに感じられるのが、Commercial Driveの魅力です。
もしバンクーバー滞在中に少しでも時間があるなら、半日だけでも立ち寄ってみてください。
イタリアの街並みを感じながら、カフェやジェラート、マーケットにふらりと立ち寄るだけで、きっと忘れられない体験になるはずです!